スパイクタイヤ🦔

2026年10月06日

スパイクタイヤは、普通のスタッドレスタイヤとはかなり仕組みが違います。

タイヤの接地面に、金属製のピン(鋲)を埋め込んだタイヤです。
雪や凍結した路面を走るときに、この金属ピンが氷を引っかいて、

タイヤ → 金属ピン → 氷・雪

という形で強いグリップを得ます。

特に大型トラックでは車両重量が大きいので
雪道や凍結路での発進・登坂・制動に大きな効果があります。

昔のスパイクタイヤは、凍結路ではものすごく強かったんです。
ただし問題になったのが、雪や氷がない道路を走ったとき。
金属ピンがアスファルトを削ってしまい、道路を傷めるだけでなく
削られた粉じんが大気中に舞う問題がありました。
そのため日本では平成2年(1990年)に「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」が制定され、
スパイクタイヤの使用が大幅に規制されました。

🚛 トラックの場合はどう考える?

ここが乗用車とちょっと違うところです。
大型トラックは、
車両重量が重い
荷物を積むとさらに重い
坂道で発進することがある
凍結路で止まる・曲がる必要がある
長距離を走る
ので、冬のタイヤ選びがかなり重要です。

現在は基本的にスタッドレスタイヤ+必要に応じてチェーンという考え方が中心です。
特にトラックでは「スタッドレスを履いてるから絶対大丈夫」ではなく
凍結した坂道などではチェーンを併用することもあります。

「スパイク」と「スタッドレス」の名前の違い
ちなみに「スタッドレス」のスタッド(stud)は、もともとスパイクのような金属鋲のこと。

つまり、
スパイクタイヤ
→ 金属のスタッドが「ある」

スタッドレスタイヤ
→ 金属のスタッドが「ない」
という名前です。
なので「スタッドレス=スパイクより冬性能が低い」という単純な話ではありません。