活魚運搬車 🐠🦈
活魚運搬車(かつぎょううんぱんしゃ)は
「魚を“生きたまま”運ぶための専用トラック」です。
冷凍車や冷蔵車とはまったく考え方が違い、水と酸素の管理が命になります。
🐟活魚運搬車の基本構造
① 活魚水槽(タンク)
ステンレス製 or FRP製が主流
角型/丸型/仕切り付き
魚種ごとに分割できる仕様が多い
🚨ポイント
角が丸めてある(魚がぶつかって弱らない)
排水口が底ではなく側面(魚を吸い込まない)
② 酸素供給装置(最重要)
活魚運搬車の心臓部です。
主な方式↓↓↓↓
酸素ボンベ方式(高圧酸素)
酸素発生装置(PSA式)
装備内容
微細バブル発生装置
酸素流量調整バルブ
水温・溶存酸素量計
➡ 魚が弱る=商品価値ゼロなので、冗長設計(予備系)が必須
③ 水温管理装置
魚は水温変化に非常に弱いです。
装備例↓↓↓↓↓
チラー(冷却装置)
ヒーター(冬季用)
断熱タンク構造
【魚種別適温例】
魚種 適水温
マグロ 10〜15℃
ヒラメ 8〜15℃
タイ 12〜18℃
ウナギ 20〜25℃
④ ろ過・循環システム
糞や粘液をろ過
アンモニア除去
水を常に循環させる
構成↓↓↓↓↓
機械ろ過
生物ろ過
循環ポンプ(複数基)
⑤ 給排水装置
港・市場で直接給水
海水/淡水切替可能
自動排水バルブ
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車両サイズ別 活魚運搬車の使い分け
【小型・2t】
活魚店
料理店
近距離配送
【4t】
市場間輸送
養殖場→出荷
鮮魚卸
【大型】
長距離輸送
高級魚(マグロ・クエ)
空輸前の港→空港輸送
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活魚運搬車のメリット・デメリット
🟨メリット
鮮度=最高
高単価販売が可能
ブランド価値向上
🟪デメリット
架装費が高い
維持管理が大変
操作知識が必要
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活魚運搬車の架装メーカー(代表例)
●極東開発工業
●新明和工業
●水産架装専門メーカー(地方工房)
●矢野特殊自動車(特殊水槽)
※ 水産専業メーカーはオーダー率が高い
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冷凍車・冷蔵車との決定的違い
【項目】 【活魚車】 【冷蔵車】
温度管理 水温 空気温
鮮度 生存 保存
管理難易度 非常に高い 比較的簡単
単価 高い 普通










