けん引車🚜
「けん引車（牽引車）」とは、
他の車両を“引っ張って走るため”に作られた車
のことです。
わかりやすくいうと、
トレーラーを引っ張る“頭（ヘッド）”が牽引車 です。
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🚚【けん引車の代表例】
■ トラクターヘッド（トラクター）
もっとも一般的な牽引車。
後ろに「セミトレーラー」を連結して走ります。
例）海上コンテナトレーラー、平トレーラー、タンクトレーラーなど
ジョロダー、液体、ダンプなど用途は多い
🚜■ 農業用トラクター（農耕用牽引車）
農機具をけん引する車両。
🛻■ けん引登録された車（軽・普通車も含む）
ヒッチメンバーを付けて
ボートトレーラー
キャンピングトレーラー
車両積載トレーラー
などを引く「牽引可能車」も広い意味では牽引車。
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🔧【道路交通法での定義】
道路交通法では
“他の車両・車軸を引くための構造を持つ自動車”
とされています。
つまり、
引っ張る能力がある構造
けん引装置（ヒッチ・第五輪など）を備えている
これが条件。
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🚚【牽引車＝トラックの一種？】
はい。
トレーラーを引っ張る“ヘッド”は
大型トラックとは別のカテゴリー「牽引車」になります。
ナンバー区分も
1ナンバー（乗用）でも8ナンバーでもなく
→「97」「98」などの牽引専用の分類番号
が使われます。
牽引車（トレーラー）の世界でよく出てくる 「セミトレーラー」「フルトレーラー」 の違いを、わかりやすくまとめます！
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🚚【結論：セミトラとフルトラの違い】
【種類】 【特徴】 【牽引車】 【連結方式】
セミトレーラー 前側に車軸がなく、牽引車に乗っかる トラクターヘッド（牽引車） 第五輪（カプラー）で連結
フルトレーラー 前後に車軸があり、単体で自立できるトラック （荷台車） ドローバー（Aフレーム）で牽引
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🚛 １．セミトレーラー（セミトラ）
牽引車に前側を“乗せる”タイプのトレーラー。
✔ 特徴
トレーラーの前に車軸がない
前荷重を 第五輪カプラー（5thホイール） に預ける
連結・離脱が簡単
高速輸送向き
全長が長く積載効率が良い
✔ 使われる車両
トラクターヘッド（牽引車）
→ 後ろにカプラーが付いてるやつ。
✔ 主な種類
海上コンテナセミトレーラー
平ボディセミトレーラー
ウイングセミトレーラー
タンクセミトレーラー
ダンプセミトレーラー
冷凍セミトレーラーなど
✔ メリット
積載量が大きい
小回りが比較的利く
切り離しが簡単
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🚚 ２．フルトレーラー（フルトラ）
トレーラー単体で前後どちらにも車軸があり、独立して立てるタイプ。
✔ 特徴
トレーラー単体で自立できる（前にも車軸がある）
前の車軸は操舵（ステアリング）機構を持つ
牽引車は 通常のトラック（平・ウイング・ダンプ等）
連結には Aフレーム＋牽引装置（ドローバー） を使用
✔ 主な種類
ダブル連結トラック（北海道・新潟で運用増）
家畜運搬のフルトラ
ログトレーラー（木材）
ユンボ・重機運搬用など
✔ メリット
単体でも荷物が積める（牽引車も荷台付き）
2台分の積載が可能
セミトラより荷物の積み分けが自由
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🚛【セミトラ vs フルトラ：一番大きな違い】
✳ 牽引車（ヘッド）に乗るか、乗らないか
セミトラ → ヘッドに前側が乗る（半掛かり）
→だから “Semi（半分）” Trailer
フルトラ → ヘッドに荷重を預けない（完全自立）
→ Full Trailer（完全なトレーラー）
