コンデンサーの役割🛞

2025年11月17日

🔧 コンデンサーの役割とは?

コンデンサーは 「圧縮されて高温になった冷媒ガスを冷やし、液体に戻すための装置」 です。
冷凍機の冷却サイクルの中で非常に重要で、
ざっくり言うと 熱を外へ逃がすためのラジエーター のような役割を持っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

🌀 冷凍サイクルの中での働き

コンプレッサー(圧縮機)で冷媒が高温・高圧のガスになる
高温の冷媒ガスが コンデンサーに送られる
コンデンサーで外気の風を使って冷媒を冷やす
冷媒が冷えて 高圧の液体 へと変わる
その液冷媒がエバポレーター(蒸発器)へ送られ、冷風を作る

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

📌 簡単に言うと

コンデンサーは「熱を逃がす装置」。
冷媒の熱を外へ捨てて、冷やすための大事なパーツです。
これが正常に働かないと…

冷えが悪くなる
冷凍温度が下がらない
冷凍機がオーバーヒート
冷媒圧が上がりエラー停止

などのトラブルが発生します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

🛠 よくある故障・トラブル例

コンデンサーのフィンが詰まる(ゴミ・ホコリ)
ファンモーターの不良
ガスの過充填で圧力が高すぎる
外気温が高く排熱が追いつかない
どれも 冷えない原因の上位 になります。

💡 ワンポイント

冷凍車では、コンデンサーは車両前方(運転席上など)にある「ラジエーターみたいな箱」 です。
風がよく当たる位置にあるのは、排熱効率を上げるためです。