トルクは重要?🦧
トルクの数字は
「大きければ大きいほど良い」ではなく、
用途に合ったトルクを選ばないと失敗します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🚚 1️⃣ なぜトルクが重要なのか?
トラックは “重い荷物を動かす車” なので、
力の強さ=トルク が走行性能の基本になります。
✔ 坂道発進の強さ
✔ 加速の余裕(合流や高速走行)
✔ 満載時の走りやすさ
✔ 燃費(低回転の余裕)
✔ ミッション段数との相性
これらすべてに トルクの大きさ が直接効きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🚚 2️⃣ 同じ馬力でも走りが全く違う
例えば:
260ps でもトルクが 900N・m
260ps でもトルクが 1,200N・m
この2台の積載状態は、
坂道での発進力・加速・燃費の違いが大きい です。
馬力よりも トルクの方が「積載して走る力」を表す本質的な数字。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🚚 3️⃣ 用途ごとに必要なトルクの目安
自分の使い方に合わせるのがポイント。
🔸 4tトラック
【用途】 【必要トルクの目安】
平ボデー・軽い荷物 600〜700 N・m
ユニック・建材 700〜800 N・m
ダンプ・重量物 800〜900 N・m
冷凍車(重くなりがち) 750〜900 N・m
🔹 大型トラック
【用途】 【必要トルクの目安】
バン・ウィング 1800〜2200 N・m
ダンプ・ミキサー 2000〜2500 N・m
重トレ・重量物 2400〜2800 N・m
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🚚 4️⃣ トルクが不足するとどうなる?
トルク不足の車両を買うと……👇
●加速が遅い
●坂道で失速
●低いギアを多用して燃費悪化
●運転が疲れる
●ミッションが忙しい
これが原因で「同じ4tでも走りが全然違う」と言われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🚚 5️⃣ 逆にトルクが大きすぎるのは悪い?
悪くはないですが、
●エンジン価格が高い
●車両価格も上がる
●燃費は必ずしも良くならない
という特徴があるので、
過剰なトルクはコスト的に無駄 になる場合があります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⭐【最終結論】
✔ トルクは「積載して走る力」
✔ トラック購入で最重要級のスペック
✔ 必要なトルクは用途で決まる
✔ 馬力よりトルクの方が実用性に直結する










