キーストンの利点✨

2025年11月12日

「キーストン(Keystone)」は、トラックの荷台床に取り付けるレール式の荷役補助装置の一種です。
特に冷凍車やウイング車でよく使われる装備で、
荷物を「滑らせてスムーズに出し入れできる」ようにするのが目的です。

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🚛 キーストンとは

荷台の床に「アルミやステンレス製のレール(溝)」を埋め込み、
そこにローラーやスライド板を組み込んだシステムです。
この上にパレットやコンテナを載せて滑らせて移動させることで、
フォークリフトを使わずに荷役ができるようになります。

矢野特殊ボディー水産仕様★キーストン床ハイルーフ保冷バン★240馬力

🎉 キーストンの主な利点 🎉
1️⃣ 荷物の出し入れがスムーズ
 床のレールに沿ってパレットが滑るので、重い荷物でも人力でスライド可能。
 フォークリフトが入りづらい現場(冷凍庫・狭い倉庫)で特に便利です。

2️⃣ 床がフラットで使いやすい
 キーストンはレールが床と一体化しているため、通常の荷台としても使える。
 ローラーが突出しないため、フォークリフト積み・手積み両方に対応できます。

3️⃣ 軽量でメンテナンスが少ない
 構造がシンプル(ジョルダーのような空圧・油圧装置なし)。
 軽量で壊れにくく、維持費が安いのが大きなメリットです。

4️⃣ 冷凍・冷蔵車との相性が良い
 床が断熱構造を損なわない設計になっているため、冷凍車に最適。
 パレットを滑らせるだけで荷物を出せるので、冷気が逃げにくく効率的。

5️⃣ コストパフォーマンスが良い
ジョルダーシステムより導入コストが安い。
軽中量級の荷物や定期便など、汎用輸送に向くシステムです。

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⚖️ ジョルダーとの違い(簡単比較)
【比較項目】      【キーストン】          【ジョルダー」 

構造          固定レール式(ローラー内蔵)    空圧/油圧でローラー上下動
操作性         シンプル(人力で押す)       自動(レバー操作でスライド)
コスト         安価                高価
メンテナンス      少ない               やや多い
積載の安定性      高い(固定性がある)        高いが構造が複雑
向いている車種     冷凍車・ウイング車         重量物・長距離輸送車

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💡 まとめ

キーストンの「いいところ」を一言で言うと
“軽く・シンプルで・壊れにくい荷役補助装置”