🚍アームロールのメリット・デメリット
🚛 アームロール車(脱着ボディ車)は「使い方が合えば、抜群に便利」なトラック です。
ただし、用途が合わないと「オーバースペック(=もったいない)」になりやすいです。
以下で、わかりやすく特徴・メリット・注意点をまとめます👇
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🔧 アームロール(脱着式コンテナ車)とは?
●「アームロール」は新明和工業(SHINMAYWA)の商標ですが、一般的には
“脱着ボディ車(フックロール・ロールオン・ロールオフ車)” の総称として使われています。
●荷台がコンテナごと脱着できる構造になっており、油圧アームでコンテナを積み降ろしします。
●一台の車両で複数のコンテナを使い分け可能。
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💪 🎉アームロール車のメリット(便利な点)🎉
● 積み下ろし効率が高い➡️ 荷台を傾けて地面にコンテナを置けるため、フォークリフトがなくても積み下ろし可能。
● コンテナを交換して使い分けできる➡️ 現場にコンテナを置きっぱなしにして、空のコンテナに交換 →
回収・搬送を効率化できる。
● 一台で多用途対応➡️ 産廃・建築残土・資材・スクラップなど、用途に応じてコンテナを変えるだけで対応可能。
● 現場待機時間を短縮➡️ 荷卸し待ちが不要。置いていく方式なのでドライバーの稼働効率が高い。
● コンテナの清掃・修理が簡単➡️ ボディを外してメンテナンスできるため、衛生管理・修繕が容易。
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📍代表的な活用現場
建設・解体業(廃材や残土の搬出)
産業廃棄物業者(産廃回収・運搬)
製造業(スクラップ・資材運搬)
リサイクル業(鉄・プラ・木くず等の分別回収)
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⚠️ アームロールの注意点・デメリット⚠️
● コンテナが必要(置き場所も) 複数のコンテナを運用するなら、置き場スペースが必要。
コンテナ1台あたり約2〜3m×5m。
● 車両価格が高め 油圧装置・架装代が高く、中古でも同クラスの平ボディより30〜100万円ほど高いことが多い。
● 荷台高さがやや高い 荷台構造上、通常のダンプよりも地面から高めになるため、手積み作業には不向き。
● 専門用途が多く汎用性は低い 産廃や建築残土など“業務特化型”。一般貨物や日常配送には不向き。
● 重心が高くなる傾向 荷台が高いぶん、走行時の安定性に注意が必要(特に大型で満載時)。
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💲 中古市場の状況(2025年現在)💲
人気メーカー:新明和工業製、極東開発工業製
ベース車両:いすゞ フォワード、日野 レンジャー、三菱ふそう ファイター、UD コンドルなど
中古価格帯:中型(4t)クラス → 約250万〜550万円
大型(10t)クラス → 約600万〜1,000万円以上
コンテナ単体:中古で10万〜30万円程度(内容量6〜10㎥)
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🧭 こんな人・業種におすすめ!
【おすすめしたいケース】 【理由】
建設業・解体業で廃材・残土運搬が多い 積み下ろし効率が高く、現場の回転率アップ。
産廃・リサイクル業 分別コンテナを複数設置して効率的な収集が可能。
1台で複数現場を回る運用 コンテナを現場に置き、車両は別の現場へ動かせる。
自社構内・工場間輸送で使う 一定ルートで定期回収する運用にも向く。
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❌ 向かないケース❌
配送やルート配送がメイン(荷物の種類が変わる)
荷物の積み下ろしを人手で行う(荷台が高い)
コンテナ置き場のスペースが取れない会社や現場
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😍 まとめ 😍
【項目】 【内容】
便利さ ★★★★★(用途が合えば最強)
汎用性 ★★☆☆☆(用途限定)
コスト ★★★☆☆(架装分が高い)
耐久性・整備性 ★★★★☆(構造がシンプルで丈夫)
おすすめ用途 産廃・建設・リサイクル業、構内運搬、スクラップ回収










