アウトリガーの役割とは💪
トラックの アウトリガー(outrigger) とは、
→ 作業時に車体を安定させるために横に張り出す“補助脚(ささえ)”のこと。
主にクレーン付きトラック(ユニック車)や高所作業車、
レッカー車などに装備されています。
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🚧【1】アウトリガーの役割
✔ 車体の転倒を防ぐため
クレーンで重い荷物を吊ると、車体が片側に傾きます。
アウトリガーを左右に伸ばして接地させることで
車幅が広がり、安定性が大幅にアップします。
✔ 荷重を分散する
クレーン荷重が一部分に集中しないようにし、
地面に対して安定した姿勢を保ちます。
✔ 水平を保つ
脚を微調整して車体を水平にできます。
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🛠【2】アウトリガーの種類
① 引き出し式(スライド式)
横にスライドして伸びる一般的なタイプ。
② 油圧式アウトリガー
油圧で自動的に張り出し、上下動も油圧で操作できる。
ユニック車や高所作業車に多い。
③ H型アウトリガー
左右に伸びて、さらに下に脚が上下する高安定タイプ。
レッカー車や大型クレーン車でよく採用。
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🌐【3】どこで使う?
アウトリガーは以下の車両で必須装備↓
●ユニック(車載クレーン)付きトラック
●高所作業車
●レッカー車
●クレーン車(ラフター・オールテレーンクレーン)
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⚠【4】アウトリガー操作時の注意点
❗ 必ず水平で硬い地盤に設置する
柔らかい地面では沈み込み、転倒事故の原因になるため
「敷板」を使用します。
❗ 車体をしっかり浮かせすぎない
浮かせすぎると不安定になります。
❗ クレーン作業中にアウトリガーを動かさない
車体姿勢が変わり、非常に危険。
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⭐【まとめ】
アウトリガー=作業時に車体を支える“補助脚”
クレーン・高所作業車で必須
転倒防止・荷重分散・水平維持のため
油圧式やH型など種類がある










