キーストンの利点✨
「キーストン(Keystone)」は、トラックの荷台床に取り付けるレール式の荷役補助装置の一種です。
特に冷凍車やウイング車でよく使われる装備で、
荷物を「滑らせてスムーズに出し入れできる」ようにするのが目的です。
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🚛 キーストンとは
荷台の床に「アルミやステンレス製のレール(溝)」を埋め込み、
そこにローラーやスライド板を組み込んだシステムです。
この上にパレットやコンテナを載せて滑らせて移動させることで、
フォークリフトを使わずに荷役ができるようになります。
🎉 キーストンの主な利点 🎉
1️⃣ 荷物の出し入れがスムーズ
床のレールに沿ってパレットが滑るので、重い荷物でも人力でスライド可能。
フォークリフトが入りづらい現場(冷凍庫・狭い倉庫)で特に便利です。
2️⃣ 床がフラットで使いやすい
キーストンはレールが床と一体化しているため、通常の荷台としても使える。
ローラーが突出しないため、フォークリフト積み・手積み両方に対応できます。
3️⃣ 軽量でメンテナンスが少ない
構造がシンプル(ジョルダーのような空圧・油圧装置なし)。
軽量で壊れにくく、維持費が安いのが大きなメリットです。
4️⃣ 冷凍・冷蔵車との相性が良い
床が断熱構造を損なわない設計になっているため、冷凍車に最適。
パレットを滑らせるだけで荷物を出せるので、冷気が逃げにくく効率的。
5️⃣ コストパフォーマンスが良い
ジョルダーシステムより導入コストが安い。
軽中量級の荷物や定期便など、汎用輸送に向くシステムです。
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⚖️ ジョルダーとの違い(簡単比較)
【比較項目】 【キーストン】 【ジョルダー」
構造 固定レール式(ローラー内蔵) 空圧/油圧でローラー上下動
操作性 シンプル(人力で押す) 自動(レバー操作でスライド)
コスト 安価 高価
メンテナンス 少ない やや多い
積載の安定性 高い(固定性がある) 高いが構造が複雑
向いている車種 冷凍車・ウイング車 重量物・長距離輸送車
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💡 まとめ
キーストンの「いいところ」を一言で言うと
“軽く・シンプルで・壊れにくい荷役補助装置”










