ジョルダーとは🛹

2025年11月12日

「ジョルダー(JOLDA)」は、トラックの荷台やコンテナ内に取り付ける荷役(にえき)補助装置の一種で、
荷物の積み下ろしを“楽に・早く”行うためのシステムです。
特にパレット輸送や重量物運搬の現場では定番の装備です。

L6.5mハイルーフジョルダー4列格納ゲート付4tワイド冷凍車★エアサス

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🚛 ジョルダー(JOLDA)とは?
簡単に言うと、
荷台の床に内蔵された「荷物を前後にスライドさせる装置」。
ジョルダーを使うと、
フォークリフトが入りにくい場所でも荷物をスムーズに手前や奥へ移動できます。

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⚙️ 構造と仕組み
荷台床面に ローラー(またはスライドレール) が並んでいる
油圧・空圧・手動レバーで ローラーを上下 させる
荷物を載せるときはローラーを下げて固定、動かすときはローラーを上げて滑らせる
👉 要するに、
「荷物を載せたまま床を“動くベルト”に変える」ような仕組みです。

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🧩 ジョルダーの主な種類
【種類】       【仕組み】             【特徴】
油圧式ジョルダー    油圧ポンプでローラーを上げ下げ   重量物向き(最大積載20t超も可)
エア式ジョルダー    エアタンク・コンプレッサで駆動   軽量・中型トラック向け
手動式ジョルダー    レバーで上下切替          簡易仕様・軽積載向け

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💪 利点(メリット)
●荷物の積み下ろし時間を大幅に短縮
●人力で押したり引いたりする必要がなく、荷役作業が数分で完了。
 特に「後ろから奥までパレットを押し込む」ような作業が楽。
●フォークリフトが不要な現場でもOK
●狭い倉庫や建設現場でも、トラック単体で荷物を動かせる。
●腰や体の負担を軽減
 手押し・引きずり作業が減り、労災リスクが下がる。
●荷傷み防止
 荷物を滑らせて動かすため、フォークや爪での破損が少ない。
●積載効率アップ
 荷台奥まで隙間なく積めるため、積載率が向上。

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⚠️ 注意点・デメリット
●装備重量が増える(100〜300kgほど)
●初期導入コストが高い(数十万〜100万円以上)
●機構部のメンテナンス(油圧・エア漏れ)必要
●荷物が滑りやすいため、走行中は必ずローラーを下げて固定が必要

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📦 よく使われる業界
●飲料・食品輸送(パレット輸送)
●製材・鉄工・重量物業界
●コンテナ・平ボディ車の積み下ろし
●引越・家具配送など