ダンプトラックの自重計とは

2025年11月01日

🚛 ダンプトラックの「自重計(じじゅうけい)」とは?
自重計とは、ダンプトラックに積まれている荷物の重さ(積載重量)を計る装置のことです。
「自重」とは本来“車そのものの重さ”を意味しますが、実際には
👉 「車両+積荷の総重量」や「積荷の重さ」を計測するためのシステムを指して使われます。

44万㌔実走行★36立米セミロング深ダンプ★V8エンジン

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⚙️ 仕組み
ダンプトラックのサスペンションやフレーム部分にセンサーを取り付けて、
その荷重(重さのかかり具合)を電気信号で測定します。

主なタイプは2種類:
【タイプ】          【仕組み】               【特徴】
🔸 エアサス式          エアサスの圧力変化から重量を計算    精度が高く、大型ダンプに多い
🔸 リーフスプリング式(メカ式) ばねのたわみ量をセンサーで検出    比較的安価、小型・中型車向け

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📱 表示方法
運転席のモニターに「積載量」「総重量」などがデジタル表示されます。

最近はBluetoothやGPS連動で、
 スマホや管理システムに積載データを自動送信できるタイプもあります。

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⚖️ なぜ必要か?
① 過積載の防止
道路交通法で定められた最大積載量を超えると違法。
自重計で事前にチェックすることで違反や事故を防げます。

② 安全運行
積みすぎるとブレーキ・サスペンションに過負荷がかかり、
事故や故障のリスクが高まります。

③ 作業効率アップ
荷を「どれくらい積めるか」正確に把握できるので、
積みすぎ・積み不足の手戻りを防止できます。

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🧭 まとめ
【項目】       【内容】
名称          自重計(車両重量計)
役割          ダンプに積んだ荷物の重さを測定
主なタイプ        エアサス式・リーフスプリング式
利点           過積載防止・安全性向上・効率アップ