ダンプトラックの自重計とは
🚛 ダンプトラックの「自重計(じじゅうけい)」とは?
自重計とは、ダンプトラックに積まれている荷物の重さ(積載重量)を計る装置のことです。
「自重」とは本来“車そのものの重さ”を意味しますが、実際には
👉 「車両+積荷の総重量」や「積荷の重さ」を計測するためのシステムを指して使われます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⚙️ 仕組み
ダンプトラックのサスペンションやフレーム部分にセンサーを取り付けて、
その荷重(重さのかかり具合)を電気信号で測定します。
主なタイプは2種類:
【タイプ】 【仕組み】 【特徴】
🔸 エアサス式 エアサスの圧力変化から重量を計算 精度が高く、大型ダンプに多い
🔸 リーフスプリング式(メカ式) ばねのたわみ量をセンサーで検出 比較的安価、小型・中型車向け
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
📱 表示方法
運転席のモニターに「積載量」「総重量」などがデジタル表示されます。
最近はBluetoothやGPS連動で、
スマホや管理システムに積載データを自動送信できるタイプもあります。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
⚖️ なぜ必要か?
① 過積載の防止
道路交通法で定められた最大積載量を超えると違法。
自重計で事前にチェックすることで違反や事故を防げます。
② 安全運行
積みすぎるとブレーキ・サスペンションに過負荷がかかり、
事故や故障のリスクが高まります。
③ 作業効率アップ
荷を「どれくらい積めるか」正確に把握できるので、
積みすぎ・積み不足の手戻りを防止できます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
🧭 まとめ
【項目】 【内容】
名称 自重計(車両重量計)
役割 ダンプに積んだ荷物の重さを測定
主なタイプ エアサス式・リーフスプリング式
利点 過積載防止・安全性向上・効率アップ










